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カードローン審査に通りやすい人とは?審査で勘違いされる項目


消費者金融のカードローンに初めて申し込む人の中に『俺は今までどこからも借金をしたことがないから、審査に落ちるわけがない』と息巻いている人がいますが、だからといって、希望通りの借入ができるとは限りません。

クレジットカードの審査でよく「クレヒス(クレジットヒストリー)」という言葉が出てきますが、カードローンの審査も同様です。カードローンからの借入には担保がなければ保証人もいません。つまり、業者と利用者の間の「信用取引」であるため、信用の高い人は審査に通りやすく、信用の低い人は審査に落ちたり、利用限度額を少なくされたりします。

カードローン審査で有利なのはショッピング利用だけでキャッシング利用が無い人

男性指さしイラスト信用を得るための最も理想的な方法は実績を作ることであり、その点では、カードローンを利用していないことは借金が無いということですが、実績が無いことにもなり、信用が低くなります。クレジットカード業界で呼ぶ「スーパーホワイト」と同様です。信用が高い人というのは何回も継続的に利用し、返済において延滞を一度もしていない人です。

かと言って、借入があるか無いかで言えば、無い方が借りる時に有利なのは当然です。要するにまったく借入情報が無い人の場合は、カードローン会社が本当に借入が無いのか疑ってしまうのです。後でも書きますが、以前に債務整理や破産をした原因で借りられなかった人も中にはいます。

そのような不安要素を取り除くためには、クレジットカードのショッピング利用はいくつかあって、カードローンのキャッシング情報が無い人(0件の人)が審査では最も信用されているのです。

クレジットカードのショッピング利用は誰でも利用することがあり、ショッピングを利用していること=カードを利用できる。つまり、債務整理や破産などのブラック情報が無いと判断されるからです。

信用情報に事故情報がある人情報交流によって審査には通りません!

なお当然、返済事故(延滞3ヶ月以上)を起こしている人は論外です。現在はすべての貸金業者が「指定信用情報機関」に加盟していることから、すべての利用者の信用情報が共有されており、どこかの業者に一度でも返済事故を起こせばすべての貸金業者に知られることになります。

返済事故を起こした人は無論、信用はゼロであり、審査に通ることはありません。ちなみに、銀行の信用情報機関とも事故情報の定期交流が図られているため、『銀行のカードローンならバレないだろう』との願いは通用しません。

これは銀行カードローンだけではなく、ショッピングでの延滞情報(事故情報)も共有されているので、キャッシングで借入がまったく無い人でも、ショッピングで延滞情報があれば審査の時に分かりますので、融資を受けることは極めて難しくなります。

審査では1社から大きな限度額を借りていた方が信用があると見られます!

男性解説イラストまた、多くの人が誤解していますが、同じ60万円を借りるにも1社で60万円を借りるよりも、借入額は少額の方が印象は良いだろうと、20万円ずつ3社から借りている人がいますが、全く逆の見方をされます。

つまり、1社から60万円を借り入れると、他社はその人には60万円を借りるだけの信用があると判断します。

一方、20万円を3社から借りた場合、実際に借りたのは20万円でも、仮に利用限度額が30万円に設定されていたとすると、3社で90万円の借入枠を使用していることになります。現在は貸金業法における総量規制によって、貸金業者からの借入額は年収の3分の1に制限されているため、年収に換算すると300万円分の枠の借入をすでにしていることになります。

業者がチェックするのは現在の借入額よりも、今後いくらまで借入が膨らむ可能性があるかということです。「申込ブラック」と言って、消費者金融3社からの借入や申し込み情報が3件以上あると、新たな業者への借入ができなくなるのはこのためです。

なお、カードローンの利用経験の無い人は「ホワイト」と疑われることもあります。「ホワイト」と言うのは、返済事故を起こしたことでブラックリストに載ったために借入が全面拒否となり、その後ブラックリストの保管期間である5年が過ぎて記録が消去された人のことです。当然、借入や返済の記録が真っ白になっています。この場合は、利用限度額を少額に抑えて、様子を見られることになります。

信用情報を調査したときに「該当なし」でホワイトの人は、この返済事故を以前に起こしていないか?とかなり疑われるのです。先ほど書いたように、この以前の返済事故を取り除くためにクレジットカードのショッピング利用があることが本来は望ましいと言えます。

キャッシング利用情報もショッピング利用情報も該当がない人は、審査時に高確率で以前にカードローンやキャッシングを利用したことがあるか?そのときに返済遅れなど、支払いが滞ったことがあるのか?聞かれることになります。


消費者金融のカードローンを利用するメリット


過去、過払い金の問題が起きて以降、消費者金融カードローンの利用者が大幅に減少しましたが、近年利用者が再び増えてきています。

利用者の増加している背景には、大手消費者金融が銀行の傘下に入ったことで信頼性が向上し、「サラ金」と呼ばれていた時代の「怖い取り立て」などの暗いイメージが払拭されてきたことが挙げられます。それとともに、銀行のカードローンでは得られないメリットのあることも影響しています。

消費者金融カードローンのメリットはこれ!

1.申込・借入がスムーズ
消費者金融カードローンのメリットは何と言っても、契約の申込から借入までの手続きが非常に早く済むことです。特に、小口の借入では審査がすぐに終わり、申し込んでから1時間程度で現金を手にできます。

審査が早くなっている理由は「スコアリングシステム」と言って、申込者の年収や勤続年数、雇用形態、家族状況などの属性情報をコンピュータに入力すると、瞬時に借入の可否を判定できる仕組みが構築されているからです。また、指定信用情報機関制度の導入によって申込者の信用情報が即時に判明できるようになったことも審査のスピードアップにつながっています。

2.申込方法が多種
現在のカードローンはインターネットが利用できるため、わざわざ店舗に出向いたり、申込書を郵送したりしなくても自宅や勤務先のパソコンやスマホから簡単に申し込める上、契約書の発行処理もインターネット上で済ますことができます。

最近は消費者金融のカードローン申し込み・管理に使える専用のアプリ(例:SMBCモビット)などもあって、よりローン契約・利用がしやすくなっています。

当然、インターネットであるため営業時間などなく、深夜でも受け付けています。さらに、スマホであれば電車の中やレストラン、旅先など、どこからでも申込が可能です。しかも、インターネットから申し込む場合は借入金を自分の保有している銀行口座に振り込んでもらえるため、ATMまで現金を引き出しに行く必要がありません。振り込み手数料がかかることもなくATMを時間外で使う羽目にもならないので、借り入れ時の手数料も省けます。

なお、自動契約機から申し込む場合は専用の個室が用意されているため、周りの目を気にしなくて済みます。タッチパネルを使って必要事項を入力するとすぐに審査が始まり、審査に通るとローンカードが発行されるため、そばに設置されているATMからすぐに現金を引き出すことができます。

自動契約機はネット申し込みと併せて利用すると、土日祝日でも最短即日融資が叶う事もあるので利便性が高いです。

3.返済手段が多様
返済についても色々な方法から選択でき、銀行口座からの引き落としやコンビニATMからの入金、「ペイジー(インターネット振込)」の利用など、自分の都合の良い方法で返済できます。しかも、口座引き落としやペイジーであれば手数料が無料です。

また、大手消費者金融はどこも大体、臨時返済に随時対応しているので約定返済額に上乗せしての返済や約定日より早めに繰り上げ手の返済などが自由に出来ます。

4.サービスが豊富
消費者金融カードローンのメリットとしてサービスが豊富なことも見逃せません。まず、消費者金融のホームページに利用者専用のWEBサイトを設定でき、そこから借入の申込、返済、残高の管理、明細書のプリントアウトなどができるようになっています。また、「無利息期間」や「ポイントサービス」など多様なサービスを受けられます。

ちなみに、消費者金融の利用者が増えている要因には、改正貸金業法によって金利が大幅に低く(15~18%)なったこともあります。

消費者金融カードローンの利便性の高さはWEBサイト!

消費者金融カードローンと銀行カードローンのそれぞれのメリットを比較されることがよくありますが、消費者金融カードローンの優れている点の代表ともいえるのがWEBサイトの利用です。大手の消費者金融はどこでもWEBサイトに利用者ごとのページを提供しており、借入や返済、利用明細の確認、登録の変更など、色々な手続きやサービスを利用できるようになっています。

例えば、プロミスとアコムにおける借入・返済の方法は以下のようになっています。

●プロミス
ホームページにある「会員ログイン」ボタンを押し、ログインフォームに「カード番号と暗証番号」か「WEB-IDとパスワード」のどちらかを入力するとログインができます。
■借入
「キャッシング」から「瞬フリ(振込キャッシング)」に進み、表示された「振込希望額」の欄に借りたい金額を入力して実行ボタンを押すだけです。振込先口座がグループ銀行の三井住友銀行かジャパンネット銀行であれば何時に申し込んでも瞬時(最短10秒)に入金されますが、他の銀行が振込先の場合は14時50分を過ぎると翌日の入金になります。

なお、利用明細書に関しては、受取方法を「郵送にて受取」に設定していると自宅か勤務先の指定した方に送られますが、郵送して欲しくない場合は「ホームページにて確認」にすると送られません。

■返済
インターネットを利用した返済は三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行の5行が利用できます。振込手数料は無料です。「インターネット返済」ボタンを押し、「返済金額指定」の欄の「一部返済」に金額を入力します。「銀行選択」に進み、銀行を指定して返済実行を押せば完了です。

●アコム
■借入
プロミス同様、「会員ログイン」に「カード番号と暗証番号」を入力します。「振込みによるお借入」ボタンから「振込みによるお借入を申し込む」に進み、「振込み希望金額内容」の画面で借入希望額(1万円単位)を入力するだけです。

アコムの場合は楽天銀行が24時間対応になっており、それ以外の口座は14時30分までの申込に対して即日振込が行われます。なお、金額入力欄で利用明細書の送付先を指定するようになっていますが、契約時にホームページでの確認に設定すると郵送されません。

■返済
「インターネットでのご返済」ボタンを押すと、「次回ご返済金額」や「次回ご返済期限」などの項目の並んでいるページが表示されます。「次へ」を押すと返済金額を入力する画面が出るので、返済したい金額を入力し、「確認」を押します。

最後に、引き落とし先の口座を指定して終了です。振込手数料はアコムも無料です。アコムの場合はプロミスと違い、インターネット返済を受け付ける銀行を限定しておらず、どの銀行からでも振込返済ができます。また、振込返済は借入と違い、どの銀行でも時間の制約がなく即時に決済されます。

消費者金融利用の注意

消費者金融はどうしても金利が銀行カードローンより高めなので、長期利用には向きません。

返済期間が長くなるほど、利息は増えていくので返済の自由が利く分なるべく率先して臨時返済をすることをおすすめします。

また、消費者金融で又借りしての自転車操業はいつ破産に繋がってもおかしくないので、複数での借り入れは避けるようにしましょう。

万が一、どうしても必要で借りれ先を増やした際は、おまとめでローンの一本化を早い段階ですることで多重債務に陥ることが防げます。

消費者金融での借り入れは、スピーディーで利便性が高くローン利用の自由度が高いですが、借りた後の返済についてもよく考える事が大切です。


オリックス銀行カードローンへの申込み方法と手順の流れ


カードローンというと消費者金融のカードローンや都市銀行のカードローンが検討されがちですが、ネット専業銀行もカードローンを扱っています。中には、口座の保有を必要とせず、利用者の保有する銀行口座への振込キャッシングに対応し、24時間振込入金の可能な提携銀行を持つカードローンがあります。それが、オリックス銀行のカードローンです。

オリックス銀行のカードローンはインターネットからの申込専用となっており、電話やFAXでの申込みは行っておりません。パソコンやスマートフォンからの申込みは以下の手順で契約の申込をします。

最初はオリックス銀行カードローンへ申込み入力するとこから

まず、ホームページの申込フォームに必要事項を入力して送信します。必要事項には名前や生年月日、自宅情報(住所・電話番号・家族構成など)、勤務先情報(年収・役職・資本金・業種・従業員数など)、利用限度額・利用目的、借入状況、金融機関情報などがあります。
申込みが完了するとすぐに、「申し込み受付」のメールが届きます。オリックス銀行カードローン申込みには、パソコンのメールアドレスと、携帯のメールアドレス2つを入力する欄があります。

携帯メールアドレスだけの登録だと、指定したドメイン以外のアドレスは受信しないようになっている場合がありますので、できるだけパソコンのメールアドレスも登録することをおすすめいたします
パソコンはgmailやyahooのフリーメールでも大丈夫です。パソコンのメールなら受信は必ずされるので、携帯やスマホの受信設定が面倒な人はパソコンのメールアドレスを入れた方が良いでしょう。

gmailの作成はこちら
yahooメール作成はこちら

ちなみに、携帯(スマホ)の場合、オリックス銀行からの仮申込みの審査結果はbank.orix.jpで届くため、このドメインの受信設定をしておかないとメールが届かず、電話や手紙での連絡となってしまいます。

仮審査結果メール後に在籍確認が入れば審査は通過している可能性大!

その後、数時間経つと「仮審査結果のご連絡」メールが届きます。メールには、近日中に職場に電話(在籍確認)をして申込内容の確認をするとの記載があり、今後の審査で希望に添えない場合があるという注意書きも載っています。

ただ、在籍確認の案内が来た時はほぼ借入が認可(審査通過)した場合になっており、期待しても良いでしょう。カードローンでは無駄な在籍確認は取りたくないので、在籍確認がある=審査が通る可能性が高いと思っていただいてOKです。

審査に通過する可能性が低い人は在籍確認前に審査落ちとなっていますので、在籍確認があることは審査は順調に進んでいる証拠なのです。

翌日に、担当者から個人名で電話を掛かってきます。在籍確認は生年月日や電話番号を確認するだけの簡単なものであり、その後「利用限度額は○万円、金利は○%」との審査結果が伝えられます。

電話が終わると同時に、「書類返送のお願いメール」が届きます。記載されているURLをクリックし、開いたWEBページにデジカメやスマホで撮った本人証明書類(運転免許証など)の画像データを挿入して送信すると、しばらくして「契約手続き完了」のメールが届きます。

【オリックス銀行カードローンの本人確認書類】
ご本人さまのお名前、ご住所、生年月日が確認できる書類の写し
・運転免許証または運転経歴証明書
・各種健康保険証
・日本政府発行のパスポート(※2020年2月4日以降に申請されたパスポートは「所持人記入欄(住所記載)」のページが無いため、本人確認書類として利用されません)
・在留カードまたは特別永住者証明書
・個人番号カード

オリックス銀行のローンカードは簡易書留で自宅に届きます

契約手続き完了メールの3~4日後にシックなブラックカラーのカードが簡易書留で郵送されてきます。銀行カードローンのメリットは、自宅への郵送でも銀行からの書類なので、そこまで同居家族に気を遣う必要が無い点です。消費者金融だと、封筒に社名が書いてあるだけで(実際には社名は書かれていません)即借金してると思われます。

しかし、銀行からの郵便物は新たに口座を作ったとか、銀行から資料を送ってもらったなど、いくらでも言い訳が使えます。これだけでも銀行と消費者金融では大きくイメージが異なることが分かります。
オリックス銀行ローンカード画像
カードと一緒に取引規定書類や利用ガイド、預金口座振替依頼書などが同封されていますが、預金口座振替依頼書は引き落とし口座を登録するためのものなので、必要事項を記入・捺印し、返送します。申込からカードが届くまでの日数はスムーズに処理すれば、ほぼ1週間が一般的です

カードが届いた翌日にはオリックス銀行からカードが到着しているかどうかの確認の電話があり、同時に急ぎの場合は銀行口座に借入金を振り込むことができるとの案内があります。

オリックス銀行カードローンは最高金利が14.8%になっていますが、初めての利用者は必ず14.8%になるわけではなく、年12.0%に設定されることも珍しくありません。消費者金融ではほぼ100%と言って良いほど18%近い金利になるので、オリックス銀行の方が低金利で借りられる可能性は高いのです。

オリックス銀行で振込キャッシングする場合はPayPay銀行は必須!

オリックス銀行で振込キャッシングを利用する場合は15時までに申込手続きが終了するとその日の内に入金されます。振込先がPayPay銀行であると、24時間いつの申込に対しても※即時に入金され便利なので、オリックス銀行を頻繁に利用する人ならPayPay銀行の口座を作っておくことをおすすめいたします。

PayPay銀行なら15時以降や夜間でも※即時に振込融資が実行されますので突発的な出費でも対応することができるのです。(※即時振込条件として、契約後(カード発行後)であり、登録口座または振込専用口座にPayPay銀行を登録することが必要となります。)

そして、約定(支払日)返済は銀行カードローンにしては珍しく、口座引き落としだけではなく、ATMからの入金も可能になっています。(返済方法は口座引落、振込返済、提携ATM返済の3通りです。)銀行カードローンでは決められた返済日にその銀行の普通預金口座から引き落としが一般的です。

そのため、カードからの返済は約定返済ではなく、随時返済と見なされ提携ATMから返済(支払)をしたとしても余裕があって返済したと見なされ、支払日が翌月に繰り越しにならない場合があります。

その点、オリックス銀行は約定返済も提携ATMからできるので、借入・返済とも非常に便利な銀行カードローンとなっています。


カードローンの利用における会員規約・利用者の義務とは?


カードローンの契約を結んだら、「会員規約」を守らなければなりませんが、熟読している人がほとんどいないのが実状です。

会員規約における利用者にとって重要な点としては以下のことなどがあります。

「カードの所有権は当社に属するものとします」、「カードは会員本人以外使用することはできません。また、他人に譲渡または貸与することはできません」、「規約に違反してカードを他人に使用された場合の損害は会員の負担となります」

男性指さしイラストカードは業者から借りているだけであり、勝手に他人(家族含む)に貸すことはできません。規約に違反したことで受けた損害は自己負担になります。

これは当たり前のことです。カードを貸す=お金を引き出されることになりますので、後々トラブルに発展します。

もし仮にカードを渡して勝手に引き出し(借入)された場合、もちろんカードを貸した本人の責任になりますので、他の人が使ったとしても支払い責任は本人にあります。(故意に貸した場合。)

最近は、アルバイト融資詐欺という名義貸しを利用した卑劣な違法行為もあるので、間違っても自身で利用する以外の目的でローン契約、いわゆる金銭消費貸借契約はしないようにしましょう。

カードローンの期限の利益喪失条項は必ず目を通しましょう!

「会員が次のいずれかに該当する場合は債務について期限の利益を失い、残債務全額をただちに支払うものとします」、「住所、勤務先変更の届出を怠るなど、会員の責めに帰すべき事由によって当社に会員の所在が不明となったとき」、「支払期日に弁済金の支払を遅滞し、当社から20日以上の相当な期間を定めてその支払を書面で催告されたにもかかわらず、その期間内に支払わなかったとき」、「差押や仮処分の申立を受けた時、破産申立または民事再生の申立があったとき」、「当社との取引を継続することが不適切であると当社が判断したとき」

借入金の返済を一定期間以上行わない時、または、行えなくなった時は分割払いという期限の利益が消滅し、借入残高を一括で返済しなければならなくなります

カードローンの契約で期限の利益喪失条項は重要な部分になります。

この例の場合は、支払期日に弁済金の支払を遅滞し、当社から20日以上の相当な期間を定めてその支払を書面で催告されたにもかかわらず、その期間内に支払わなかったときに期限の利益を喪失すると書いてありますが、昔の消費者金融の場合、1日でも延滞したら期限の利益を喪失すると多くの会社が書いてありました。

期限の利益
貸付側との契約で決められた期限(返済日)まで、借り入れ側が返済をしなくても良いとされる権利。

期限の利益の喪失
民法第137条に基づいて、借り入れ側の返済が滞った場合に契約解約まで本来あるはずの利益(返済までの猶予)を失うこと。貸付側は、期限の利益喪失後から借り入れ側に元金と利息を一括請求することが出来る。

 

実際に1日遅れただけで一括請求されることはありませんが、期限の利益喪失は延滞金が発生する重要な起点となりますので、裁判等まで発展することを考えた場合、業者としては1日遅れた時点で期限の利益を喪失すると契約書に記載していた方が都合が良いのです。

面白いことに、過払い返還請求の時にはこれが逆転します。

過払い返還請求は立場が逆転するのですが、期限の利益を早めに喪失した方が逆に返還利息が増えるパターンもあるのです。

この場合業者は1日延滞していたとしても、一括請求を行っていないことから期限の利益は喪失していないと主張します。

立場によって変わってくるのですが、それだけ「期限の利益の喪失」というのはカードローンにとってとても重要なことなのです。

信用低下したと見なされた場合はカードの利用を止められます

「当社は会員が次のいずれかに該当する場合には、会員に通知することなくカードの利用を停止し、会員資格を喪失させることができるものとします」、「申込書の記載事項等について、会員が当社に虚偽の申告をしたことが判明したとき」、「会員が本規約に違反したとき」、「会員の信用状況に重大な変化が生じたとき、またはカードの利用状況が適当でないと当社が判断したとき」、「当社との取引を継続することが不適切であると当社が判断したとき」

カードローンの契約の時に虚偽の申告をした時や、他社の返済金を延滞している時、借入金が不適切に増した時などはカードの利用が停止されたり、契約を解除されたりします

カードローンの会員規約の最も注意が必要なのは、この部分です。

この条項では、カードローン会社のさじ加減によって、いつでもカード利用を停止することができると定めています。

特に、会員の信用状況に重大な変化が生じたとき、またはカードの利用状況が適切ではないと当社が判断したとき。

これは、例えば勤務先が変わった場合や、住所を変更したのに報告しなかった場合(郵便物が転居先不明で戻ってきたなど)も該当する可能性があるのです。

一般的に会社や住所が変わった場合、郵便局ぐらいしか転居したことを報告しないと思いますが、カードローン会社は無担保・無保証の信用貸しなので、会社や住所の変更は絶対的に知りたい情報なのです。

もし、自宅に郵送した手紙が転居先不明で戻ってきた場合、住所不明になってしまうので、カードの利用を止められる可能性が高くなります。

きちんと引っ越ししたら電話や会員専用サイトから住所変更の手続きをすることが大切です。

加えて、登録している携帯電話や自宅固定電話の番号などの連絡先も変更があった場合はなるべく早く変更をしましょう。

口コミなどでよく見かける、急に追加での借り入れが出来なくなった、限度額が下がった…というものの原因の大半は、申し込み時とは個人情報に変更があったのにローン利用者がそれを申告しなかったことによるものです。

極端な話が、利用者に連絡がつかない=貸し倒れリスクというようにみなされる為に追加融資が受けられなくなったりするのです。

また、会社に関しては、変更したことは伝えても問題ありませんが、無職になった場合は正直言わない方が良いかもしれません。なぜなら会社を退職して今現在無職(求職中)と連絡したら、即カードは利用停止になります。

これは言わずとも分かりますが、無職で無収入の人にお金を貸す人などいません。

会社が決まって働きだぜばまたカード利用ができる可能性はありますが、無職とカードローン会社が知った時点で利用は停止されると思っておいてください。

ローン契約はどこの金融機関でするにしても、安定した収入があることが利用条件として大前提です。

「会員は当社の都合により、当社が本規約に基づく債権を他の金融機関等に譲渡することを承諾します」

借入金の返済状況によっては、業者は貸付債権を回収専門業者に売却することがあります。その場合、利用者は回収専門業者に返済をすることになります。

遅延損害金の計算方法は遅れた日数分だけの計算です!

「約定返済金額の支払を遅滞したとき等期限の利益を喪失したときは、当社所定の遅延損害金を支払うものとします」

返済が遅れると返済額の他に、遅延損害金を支払わなければなりません。支払いが遅れる人の言い訳に、遅延損害金を払うから遅れてもいいだろ!と言うケースがあるのですが、これは間違いです。

確かに、借り入れ側に期限の利益があるうちは、貸付側もその権利を借り入れ側に認める事で、金利(利息)という形の利益を得られるWin-Winの関係が正常に成り立っているといえます。

しかし、借り入れ側が返済を滞らせた時点で、期限の利益の喪失と共に本来の金利とは別に、貸付側に不利益をもたらした罰金として遅延損害金がかかってくるのです。

遅延損害金は支払いがされるまでの損害利息であって、これを払ったからと言って支払いを延滞しても良いとは契約書には書いてありません。

ちなみに、遅延損害金はほとんどのカードローンでは年20%となっています。

年20%と聞くと非常に高いように感じますが、カードローンの利息は日割り計算なので、支払いが遅れていなくても100万円未満ならプロミスは17.8%、アコムやSMBCモビットは18%の利息が計算されます。

仮に10日間延滞した場合、遅れた10日間だけは18%ではなく、20%計算になると言う意味です。

遅れなくても18%の利息は取られるので、2%だけ延滞利息として高くなるという意味になります。

最初から利用日数が全て20%計算になる訳ではないので、勘違いしないようにしましょう。

時に、返済の遅れが数日の場合は遅延、2ヶ月以上は延滞というように厳密には遅延と延滞は程度で区別されていますが、どちらの場合も信用情報に記録されるのは変わりません。

ただし、延滞の方は金融事故扱いになる可能性が高いので、延滞後のローン契約や増枠申請はまず審査に通らなくなります。

延滞など返済に関わる信用情報の保管期間は最高5年ですから、その間の新規契約、増枠が出来なくなります。


専業主婦のカードローンはどこで借りれるのか?


専業主婦は年収が0円になることから、2010年6月に施行された総量規制によって消費者金融から借入することができなくなりました。

今までは配偶者の夫に安定収入があれば、消費者金融でも借りることができましたが、総量規制は年収の3分の1までしか貸付をすることができないので、年収が0円だと1円も借りられないことになるのです。

総量規制が施行される前は、専業主婦がカードローンで借りられなくなることは大きな影響があると言われ、貸金業法改正によって借りられない専業主婦がどうなるのか多くの消費者金融会社は心配したものです。

しかし、総量規制導入後も大きな混乱は無く消費者金融で借りていた専業主婦は追加借入ができなくなったのですが、それに関しても話題になることはありませんでした。

専業主婦が借りられるカードローンは銀行カードローン!

男性指さしイラストパートやアルバイトをしている主婦は3分の1まで借りることができます。パートで103万円の収入があるなら、31万円までは消費者金融でも借りられます。

パートやアルバイトもしていない、専業の主婦は年収0円なので消費者金融では借りることができないのですが、銀行カードローンで、配偶者の方に収入があれば借入することは可能です。

その理由は銀行は貸金業法ではなく、銀行法で営業をしているので総量規制は当てはまらず、従来通り配偶者に安定収入があれば専業主婦でも融資を受けることができます。

注意点としては、専業主婦の場合高額な限度額では銀行でも借入することはできません。専業主婦で借りられる最大限度額は50万円となっています。

専業主婦だとカードローン審査は厳しくなるのか?

専業主婦の場合、カードローン審査が厳しくなると考えている人がいますが、それは間違いです。今は逆に専業主婦の方が借りやすいと言っても良いでしょう。

それは消費者金融が専業主婦への貸付を禁止していることから、専業主婦が借りられるカードローンは今現在、銀行カードローンしかありません。

銀行しか融資をしないということは、多重債務になる可能性が以前よりも少なくなったのです。総量規制ができる前は消費者金融では専業主婦への融資を大々的に行っていました。

実際、配偶者の給料を管理しているのは専業主婦が多く、自分自身の給料が無くても充分に返済能力はありました。そのため、夫に内緒で消費者金融から借入して数百万円の借金を抱えている専業主婦はそんなに珍しくはなかったのです。

それを考えると、今現在は専業主婦がカードローンを借りれる環境は非常に厳しくなっており、それは逆に銀行にとって貸付し易くしている最大の原因なのです。他から借りられなければ返済不能になる可能性も減りますので、専業主婦のカードローン審査が厳しいと言うのは全く根拠が無い情報なのです。

確かに銀行カードローンでも専業主婦に対して融資をしていないローンもあります。しかし、それは審査とは別問題のことなので、もし専業主婦の人でカードローンからの借入が1件も無く、配偶者(夫)に収入がきちんとあれば、かなり高い確率で審査は通り、借入をすることができるでしょう。

銀行カードローンは消費者金融よりも低金利になりますので、専業主婦の人は総量規制によってメリットとデメリットの両方を受けたことになります。

しかし、専業主婦が借りやすい時代になっているのは確かですが、銀行の審査は消費者金融よりも当然厳しいので、専業主婦で3件以上の借入がある場合銀行では審査に通らなくなる可能性がでてきます。

3件借入している場合、借金の総額は100万円~150万円になっていると思います。いくら夫の年収が高かったとしてもこれ以上の借入は銀行側はNGと判断する場合がありますので、審査にも通らなくなってきます。

銀行で借りられなくなった場合、専業主婦はカードローンでは借りることができなくなるので、借り過ぎには充分に注意が必要と言えます。

専業主婦ならイオン銀行カードローンがおすすめ!

イオン銀行 
100万円未満13.8%
100万円以上200万円以下8.8%
専業主婦が借りられるカードローンでおすすめなのは、イオン銀行カードローンです。専業主婦が借りれる銀行カードローンはイオン銀行以外でも三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行などがありますが、三菱東京UFJ銀行カードローンバンクイックでは専業主婦は最大でも30万円までとなっており、みずほ銀行は50万円まで借入が可能ですが、金利がイオン銀行が13.8%に対し、みずほ銀行は14.0%なので、イオン銀行カードローンの方が低金利で借りれるのです。

イオン銀行カードローンは以前まで審査時間が遅く、借入まで約1ヶ月程度かかるのが大きなデメリットでしたが、今はスペック変更になり、審査は最短即日審査、カード発行まで最短で3営業日程度になっており、他の銀行カードローンと比べてもスピードは劣りません。

それに加え、なんと言っても金利が最高でも13.8%になっていますので、専業主婦で50万円を13.8%で借りられるのはイオン銀行カードローンの大きなメリットとなっています。

イオン銀行は金利だけではなく、毎月の返済金額も低くなっているので支払いの負担は少なくて済みます。また専業主婦にとって、イオンはスーパーやショッピングモールなどでよく利用する人が多いことから親しみもあるカードローンであり、イオンモールでは各種変更手続きなどもできるので非常に便利です。

オリックス銀行など一部銀行カードローンでは専業主婦は借りられません

オリックス銀行カードローンはパートやアルバイトなど、自身に安定収入があれば申込み可能となっていますが、専業主婦は融資条件に入っていません

他にも新生銀行カードローン エル(旧 新生銀行レイク)は新生銀行が貸付する銀行カードローンですが、こちらも専業主婦は不可となっています。オリックス銀行や新生銀行カードローン エル(旧 新生銀行レイク)は今の段階で専業主婦は不可となっていますが、今後どうなるのか分かりません。

もしかしたら専業主婦でも融資可能となるかもしれません。ただ、今のところ多くの銀行カードローンは専業主婦への貸付がOKとなっているので、有名どころでオリックス銀行と新生銀行以外なら専業主婦でも借りられると言えるでしょう。


おまとめローンで失敗する人の例とは?


壁矢印
カードローンで何社も借りていると一番面倒なのは返済です。3社から借りていた場合、それぞれ返済日が違ってきますので返済日までに支払いをしないといけない精神的圧力と、返済が遅れたらいけないという道徳観、そして何より自分自身の資金繰りが毎月気になって、大きなストレスに発展する人もいます。

そんな悩みを解決してくれるのが「おまとめローン」です。おまとめローンは、借金を一本化するローンなので、当然支払いも1社だけになるので、今までの精神的なストレスはかなり軽減されます。

そして金利も引き下げられることから、良いことずくめのローンなのですが、実際にはおまとめローンをしても債務整理や自己破産になってしまう人も多くいるのです。

おまとめローンの失敗例はあまり見ることが無いと思いますので、どのようなケースがおまとめローンを借りて失敗するのか、具体的に書いてみたいと思います。

おまとめローン後に借入して失敗する例がほとんど

男性指さしイラストおまとめローンで失敗する人の多くは、おまとめローン後に借入をしてしまって返済不能になるケースです。おまとめローンは借金をまとめるローンで金利を下げることで毎月の返済金額が下がりますが、今までよりも支払いが減ったことで、まだ借りても大丈夫だろうと安易に考えてしまう人がいるのです。

例えば、200万円を一本化して、毎月の返済金額が60,000円から40,000円に下がったとします。今までは月6万円払っていたのが4万円になり、2万円負担が減ったのですが、ちょっとした物入りの時に今までは6万円払っていたので、10万円他で借りても月の返済は4千円だから大丈夫だろうと思って、他のカードローンで新たに10万円を借りてしまうのです。

そうすると、おまとめ前とおまとめ後では確かに借入件数は減っていますが、借金の金額自体は200万円で変わっていません。新たに借入することのよって、借金は210万円となって、おまとめローン前よりも負債が増えているのです。

このように毎月の返済金額が減った分、また新たに借入してしまう人は、その後も借入を繰り返します。あっという間におまとめローン前と同じ毎月6万円の支払いになったとき、借入総額は300万円ぐらいに膨れ上がっているのです。

おまとめローンで200万円を一本化した後に、またさらに300万円でおまとめローンを借りることは現実的に非常に難しくなります。

200万円でおまとめしたことは、指定信用情報を見ればカードローン会社は分かりますので、しかもおまとめローン後に新たに借入していることも当然分かります。そのような信用が無い人にまたおまとめローンを融資するところなど無く、またこの人は一本化したあとも借入するだろうと審査で思われますので、再度一本化などはかなりの高い確率ですることはできないのです。

そうなった場合、返済が厳しくなり、残っている道は債務整理となり、任意整理または自己破産の選択肢しか無くなってしまうのです。

時に、消費者金融で総量規制例外貸付としておまとめをするというのは、借り換え時の残高が総量規制以上のものになっても良いという特例であって、追加借り入れに関しては例外貸付の条件に当てはまらない為出来ないようになっています。

おまとめローンは完済を目指すためのローン

疑問の男性イラスト多くの人がおまとめローン後に借入をして支払いができずに破綻してしまうのは、そもそもおまとめローンという商品について「支払いを楽にするローン」と考えている部分があるからではないでしょうか?

おまとめローンは、借入を一本化して返済計画を立て直し、完済に向けて支払いをしていくローンが主旨となっています。

支払いを楽にしたいだけでおまとめローンを借りてしまうと、安易に新たな借入を繰り返してしまい、蓋を開けてみればおまとめローン前よりも借金が増えていることになりかねません。

借入を早く無くしたい人や、完済をより現実的にして返済計画をもう一度立て直したい人など、「完済」への意志が弱い人は逆に負債が大きくなってしまうこともあるのです。

おまとめローンで失敗する人の多くが借入を増やしてしまう人なので、くれぐれもそのような人はおまとめローンは向いていませんので注意が必要です。

銀行のおまとめローンは返済のみ?

銀行の通常カードローンとしてローンの一本化をするのではなく、資金用途をおまとめで借りるおまとめローンであれば、原則おまとめ後は完済するまで借入れが出来ません。

その為、もし万が一おまとめ後に追加借り入れをしようとすると、おまとめローン契約をした銀行から契約違反とみなされ一括で残高分を請求される恐れがあります。

何としてもおまとめローンで一度完済までこぎつけたい方は、銀行のおまとめ専用ローンで契約し返済のみをしていくようにするといいでしょう。

また、銀行のフリーローンも完済を目指すためのおまとめローン契約先としておススメです。

何故なら、銀行のフリーローンもおまとめ専用ローンと同じく、ローン契約時に一度借り入れをしたら、その後は一切追加借り入れが出来ないからです。
(*再審査を受けて追加借り入れが出来ることもある。)

加えて、銀行のフリーローンは金利が低いので、利息負担を軽減するのにもってこいとなっています。

ところが、フリーローンには繰り上げ返済の自由が利かない、約定返済以外の任意の返済をする際手数料がかかる、というデメリットがあります。

その為、繰り上げ返済などを自分のサジ加減でして、完済までの期間を短縮させたい方には、フリーローンよりも銀行のおまとめ専用ローンが向いているといえます。

おまとめローン失敗後は自己破産しかない!?

返済能力が債務の総額と見合わず、おまとめローン契約さえできなった場合は債務整理を検討する必要が出てきます。

おまとめローンが出来なかったからと言って、そのまま完全な返済不能に陥ってしまうまで各借入先に返済をするよりも、債務整理をした方が生活が楽になることもあります。

債務整理って、自己破産のことでしょう!?社会的立場が…

と思う方もいるかもしれませんが、債務整理の方法は自己破産だけではありません。

自己破産も債務整理の方法の内の一つではありますが、他の債務整理手続きでは借金が解消できなかった場合の最終手段です。

まずは、任意整理で貸付側へ専門家を介して利息分支払いの免除や返済額の減額などの交渉をするのが良いでしょう。

あくまで交渉なので、貸付側が了承しなければ債務の軽減は出来ませんが、大体は貸付側も貸し倒れを避けたいので要求を?んでくれます。

また、任意整理で対応してもらっても、返済が滞る心配の方が大きい方は、個人再生という方法も取れます。

個人再生は、任意整理のように交渉内容が自由ではなく大体の範囲が限定され、条件が付きます。

しかし、5分の1から10分の1程の範囲で返済総額が減額してもらえます。

条件は、個人再生で返済総額を減額した債務は3~5年の間に完済する必要があるという事です。

一般的に、任意整理と個人再生で貸金業者相手のほとんどの借金問題は解決できます。

ところが、上述した内容では解消できない、最早契約者に返済能力がほぼない場合は、自己破産手続きを取るしかありません。

ただし、自己破産をするという事は、極論ですが、なにも完全に社会的に死んでしまうわけではありません。

車や家その他財産といえるような物は、すべて手放す必要がありますし、一定期間(免責が下りるまで)特定の職業に就けなくはなります。

特定の職業というのは、弁護士、税理士、行政書士、公認会計士、司法書士、警備員、建設業者などが挙げられます。

職業はこれら以外にもありますから、免責が下りるまでは、最低限生活が出来るレベルの仕事に就けないわけではありません。

また、自己破産は就職や転職の際に会社側に知られることはほぼありません。
他の債務整理にも同じ事がいえます。

ただし、公務員や金融業界系の職の場合は、官報などをチェックして自己破産者ではないかを見られることもあるようです。

基本的に、お金に携わる職業でなければ、仕事をするのに自己破産は関係ありません。


銀行カードローンのおまとめローンが人気の理由とメリット・デメリット


おまとめローンとは、複数のローンを1つにまとめるローンのことであり、おまとめすることによって、多くのメリットが出てきます。

例として、下記のように4社のローン会社から合計200万円借りていた人の場合を想定してみます。

【おまとめローン前】
1.消費者金融P 借入額50万円金利17.8%
2.消費者金融A 借入額50万円金利18.0%
3.銀行カードローンB 借入額30万円 金利14.6%
4.銀行カードローンR 借入額70万円 金利18.0%

この場合、4社から合計200万円借りていますが、金利は銀行カードローンB以外はほとんどが18%近くの金利になっています。1ヶ月(30日間利用)の利息は、全部で28,668円です。

【おまとめローン前】
消費者金融P 7,315円
消費者金融A 7,397円
銀行カードローンB 3,600円
銀行カードローンR 10,356円
合計 28,668円

これを、おまとめ可能な銀行カードローンで一本化した場合を計算してみます。銀行カードローンは限度額によって金利が決められていますが200万円未満だと、金利12.0%~13.0%程度です。今回は金利12.8%で計算してみます。

200万円を銀行の金利12.8%でおまとめローンした場合、1ヶ月(30日間利用)の金利は、200万 × 0.128 ÷ 365 × 30= 21,041円となり、おまとめローンする前よりも利息が-7,627円も低くなります。

【銀行おまとめローン後の利息】
200万 × 0.128 ÷ 365 × 30= 21,041円 差額-7,627円

おまとめローンのメリットは利息が引き下がるだけではなく、毎月の返済金額も金利が下がることによって、引き下がることです。上記の例の場合毎月の返済金額合計は52,000円です。

【おまとめローン前】
1.消費者金融P 毎月13,000円
2.消費者金融A 毎月15,000円
3.銀行カードローンB 毎月6,000円
4.銀行カードローンR 毎月18,000円
合計 52,000円

銀行カードローンで200万円で一本化した場合、毎月の最低返済金額は平均35,000円なので、月々の返済も17,000円引き下がります。月の返済が17,000円引き下がるのは、かなり大きくないですか?

特に負債が増えて毎月の返済が苦しくなってきている人にとっては、17,000円という数字は想像以上に負担が軽くなるのです。

【銀行おまとめローン後の返済額】
150万円超200万円以下の毎月の返済金額は35,000円 おまとめ前よりも-17,000円

これがおまとめローン一本化した場合の最大のメリットであり、おまとめローンが借入(借金)を減らす良い方法だと言われる理由です。実際に数字で表してみると分かり易いと思います。

銀行おまとめローンはなぜ人気なのか?メリットは?

おまとめローン自体が、非常にメリットのあるローンだということは分かったと思いますが、なぜ銀行カードローンのおまとめローンが人気なのか?

おまとめローンをする場合は、絶対的に消費者金融よりも銀行カードローンの方がお得です。それは設定される金利が銀行と消費者金融では大きく違うからです。

消費者金融でもおまとめローンを行っているところはあります。大手で言えばプロミスやアコム、アイフルなどはおまとめ専用ローンとして商品もあるほどです。しかし、これらのおまとめローンは金利が銀行よりも高くなっており、あまり利息軽減のメリットの恩恵を受けにくくなっています。

仮にプロミスでおまとめローンをしたとしても200万円の場合、金利は15%もしくは、13%~14%程度になると思われます。確かに15%になるだけでも利息は下がるのですが、利息制限法の上限金利は100万円以上は金利15%になっていることから、15%で借りたとしても、その金利は法律上の上限金利になっているのです。

そのことを考えると、100万円以上のおまとめローンの場合、金利は最低でも15%未満にしたいところです。銀行カードローンでおまとめローンをしているところはいろいろありますが、融資条件に必ず銀行口座開設の手続きが必要となり、審査に手間がかかってしまう点があります。

銀行のおまとめローンが有名なのは以下の理由が大きいでしょう。

【銀行おまとめローンが人気の理由】
1.おまとめローン後も限度額内で借入が可能
2.住宅ローンを組んでいると金利引下げなどの特典が付く場合がある
3.おまとめローン・借り換えローンとしての利用もOK
4.限度額によって金利が決まっており、その限度額の最低金利で借りられる可能性も有

消費者金融のおまとめローンは収入証明書が絶対的に必要?

消費者金融の場合になると、金額には関係なく、おまとめローンの審査をする場合は必ず収入証明書が必要になります。

これは貸金業法で50万円を超える貸付または、他の貸金業者と合わせ100万円を超える場合は収入証明書が必要となっているのですが、仮にこれに当てはまらなくても消費者金融のおまとめローンでは収入証明書が必要になると思っておいた方がよいです。

消費者金融の場合、昔からおまとめローンの商品を出しており、まだ金利が現行金利に下がる前からおまとめを行っていました。おまとめローンの審査時には簡易的な審査ではなく、慎重な審査になるので給料明細書・源泉徴収票、個人事業主の人は確定申告書の写しが審査では必ず求められる書類でした。

その流れが今でもあるため、収入証明書は必須の書類と言えます。

銀行の場合も、一定額以上の借り入れの場合には、収入証明書類が必要となってきますが、消費者金融よりもその額が高い設定となっています。

銀行カードローンでは、限度額設定100万~300万円以上で収入証明書が必要となりますが、それ以下の額でも提出が求められる場合もあります。

基本的に、おまとめローンは借入額が高額となるので、消費者金融にしろ銀行にしろ、収入証明書を用意しておいた方が良いといえます。

銀行カードローンがおまとめローンで人気の理由は、このようにまず、一定額以下は提出書類が少なくおまとめローン審査が可能であること、そしておまとめの審査であっても、最短即日で結果が出ることが口コミ評判で支持されているのです。

銀行もおまとめローンとして融資をしたいと思っている?

そして一番肝心な部分なのですが、銀行自体も、おまとめローンとしての融資はしたいと思っているのが最大のポイントとなります。おまとめローンは貸付金額が高額になることから、カードローン会社によってはあまり融資をしたくないと思っているところもあります。

それは、もし貸倒になった場合に、損失金額が大きいからです。現に三菱東京UFJ銀行はおまとめローンとしての利用は禁止になっています。しかし、他の銀行カードローンはむしろ積極的におまとめローンでの融資をしたいと考えており、特に消費者金融からのおまとめローンには多くの人が利用しています。

これは、冒頭の例で書いたように、今返済が苦しい人でも、おまとめローンをすることによって、毎月の返済金額が大きく下がります。このままでは返済不能になるケースでもおまとめローンをすることによって、再度返済計画が立ち直り、借金返済まで行ける人が意外に多くいるのです。

銀行は正直に言えば、消費者金融よりもカードローンとしての知名度は低いかもしれません。でも、おまとめローンとして上手く他社の利用者を引き込むことによって、融資残高を拡大する狙いもあると思われます。

銀行カードローンのおまとめローンのデメリットは?

ここまで銀行のおまとめローンについてメリットを書いてきました。おまとめローンを利用する人にとってメリットも気になることですが、本当に知りたいのはデメリットの部分だと思います。

銀行おまとめローンのデメリットは、どこのおまとめローンにも言えることですが、毎月の返済金額を引き下げることによって、完済するまでの総返済金額が増えることがある点です。

一番上手におまとめローンを利用する方法は、金利が下がったとしても、おまとめする前の月の返済金額をそのまま支払いしていくことです。金利が下がることは毎月発生する利息が少なくなります。そのため、同じ支払金額で返済をすれば元金充当額はさらに大きくなり、借入残高は目に見えて減っていくでしょう。

しかし、金利を下げて、毎月の返済金額も下げることによって、元金の減りが少なくなり、結果としておまとめローンをする前よりも総返済金額が上がってしまうパターンもあるのです。

返済ができなくなり破綻するよりは、毎月の支払を少なくして余裕をもって完済できればOKと考えるのはその通りなのですが、目先の返済金額だけではなく、完済に至るまでの総返済金額も計算しておまとめローンを組むことができたなら、完璧と言えるでしょう。


銀行カードローン借り換え審査で得する人はどんな人?


【最終更新日付:

銀行カードローンが低金利で融資を行っていることによって、カードローン業界では借り換えローンが頻繁に行われるようになりました。

借り換えローンとは、名の通り、金利が高いローンから低いローンへ借り換えをすることです。借り換えと言っても手続きは非常にシンプルで、今借りているカードローンの借入残高が50万円だった場合、新しいカードローンで60万円を借りて、最初から借りていた50万円を完済すれば借り換えは完了となります。

借り換え方法としてはこれが一般的であり、50万円を完済するのに60万円必要なのか?と思うかもしれませんが、完済するまでに発生する利息も込みで返済しなければならないので、50万円の借入残高がある人は利息分として最低でも15,000円は上乗せして持っていなければ借り換えができないことになります。

単純に考えて50万円から60万円に借金が増えてしまうのですが、借り換えして余ったお金は全額入金すれば良いので、実質借金(負債)が増えるのは利息分のみです。借金の元金は利息分だけ増えるだけで、全体の金利が引き下がるのが借り換えローンの最大のメリットと言えます。

今は低金利な銀行カードローンが多く出てきていることによって、消費者金融で借りている人は金利を下げるカードローンの借り換えができるチャンスとも言えます。

なぜ銀行カードローンが借り換えで有名なのか?それは、フリーローンと同様に借り換えローンも気軽にお申込みできる点が利用者から支持されていることが挙げられます。

銀行カードローン借り換え審査で得する人と失敗する人とは?


銀行カードローンの借り換えで得する人もいれば、失敗する人も中にはいるかもしれません。まず、借り換えローンの根底として低金利なローンを選ぶことが最も重要なポイントです。

銀行カードローンは最低金利が低いところは1%未満となっていますが、もっと細かく見ると、100万円未満は12.0%~15.0%、100万円~150万円以下は6.0%~14.0%、150万円超200万円以下は5.0%~12.0%と限度額によって金利が違っているのが一般的です。

まず、自分が今借りている借入残高をしっかりと把握してください。借入残高は会員専用サイトにログインすれば今はどこのカードローンでも一目で分かるようになっています。もし不安な人がいれば、直接カードローン会社へ電話して完済する予定日を言って、その日までの元利合計金額を聞けばOKです。

仮に今現在借りている消費者金融の借入残高が90万円、金利は18.0%だとします。もちろん同じ金利18.0%で借り換えしても何も得はありませんので、18.0%未満のカードローンで借り換えることが絶対条件です。

先ほども書いたように完済するまでに利息分も支払いしなければならないので、今回は例として100万円を新たに借入して借り換えすることにします。

借り換えローンの場合100万円が金利が下がる区切り線!


銀行カードローンの場合、100万円の時の金利は最低が平均5.0%、最高が平均15.0%となっています。最高金利でも15.0%なので、消費者金融(ほとんどが18.0%の金利)から借り換えすれば少なくとも3.0%は金利が引き下がるのです。

これは、利息制限法という法律によって、10万円~100万円未満は上限が18.0%、100万円以上が上限15.0%と決まっているからです。はっきり言えば、95万円を金利18%で借りるよりも、100万円借りて金利を15%にした方が、全然お得になるのです(余分に借りた分は後で入金すれば良いので)。

しかし、金利は低ければ低いほど利息は少なくなりますので、できれば銀行から金利5.0%で借りて、借り換えをしたいでしょう。この時に重要なのは、銀行カードローンの審査時に、借り換えローンとして利用したいということを明確に伝えることが重要です。

なぜかと言えば、借り換えローンでの融資と、フリーローンでの融資では審査が若干変わってくるからです。例えば今現在消費者金融から90万円を借りている人がいて、毎月の返済が27,000円だったとします。その人に銀行へ100万円希望で借入申し込みがあった場合、仮にフリーローンで融資をすれば、その人の負債総額は90万円+100万円で190万円となります。

そして、毎月の返済金額も、27,000円に、銀行の2万円が加算されて、合計で月の返済金額が47,000円になりますよね?

でも、これが借り換えローンだった場合はどうでしょうか。銀行から100万円を借りて、90万円のローンを完済すれば、借金の総額は100万円で月の返済金額は銀行カードローンだけなので月平均20,000円です。

借り換え前は、90万円で金利18%、月の返済は27,000円だったのが、借り換え後は100万円で金利14.8%、月の返済は20,000円に金利も返済金額も圧縮されました。

借り入れ・返済がしやすくなる借り換えをする


時に、金利や限度額は勿論借り換えの大事なポイントなのですが、借り換えた先でのローン利用がし辛くてはいけません。

例えば、借り入れ・返済が手数料無料で出来るATMが自分の生活圏内になかったり、WEB完結契約をしたのに(あまりないと思いますが)ネット環境が思わしくない地域に在住しているなどとなると、ローン利用が不便でしょう。

銀行カードローンの場合は、ネットからの振り込みキャッシングや口座振替での返済も出来、ローンカードを利用して提携ATMから借り入れ・返済をすることも可能です。加えて、大手都市銀行から、ゆうちょ銀行、コンビニやスーパーにある提携ATMが銀行カードローンの借り入れ・返済利用において、終日手数料無料で使えるところもあります。

その為、カードローンの利用のし易さにおいても借り換え先として相応しいといえるのです。また、借り入れ・返済に手数料がかからないというのも返済金額以外での支払いがない分負担が少ないといえます。

借り換えローンで利用すると伝えなければ損をする場合がある?

借り換えローンとして融資するのと、フリーローンで融資するのとでは貸付後の負債と返済額が大きく違ってくるのです。この為審査でも借り換えローンとして利用すると言うのと言わないのとでは、審査内容が変わるのは当然です。

話を戻すと、銀行では100万円借りた場合、金利は平均5.0%~15.0%になっています。借り換えローンと言うことで、銀行は優良な顧客であれば多少金利を低くしても利用してほしいのが本音なわけですので、最低金利の5.0%で借りられる可能性もあるのです。

銀行カードローンの借り換えだけの話ではありませんが、カードローン審査にはきちんと伝えなければ損をする項目と言うのがあります。借り換えローンでは必ず借り換え目的で利用するということを明確にはっきりと審査の始めに伝えることが一番重要なことなのです。

オリックス銀行カードローンは借り換えの申込はできるのか?

銀行カードローンの借り換えについて書いてきましたが、オリックス銀行カードローンは、そもそもカードローンの借り換えが可能なのか?とこのサイトを見ている人はきっと思っているでしょう。

オリックス銀行カードローンは、以前までカードローン借り換えを推奨していましたが、今現在(2018年5月時点)はクレジットカードのリボ払いの借り換えは大丈夫ですが、カードローン借り換えは不可になっています。

クレジットカードのリボ払いの借り換えって何?と思う人がいるでしょう。簡単に言えば、クレジットカードのショッピングで返済方法をリボ払いにしている場合、オリックス銀行で借り換えした方がお得ですよ!と言うことです。

クレジットカードのリボ払いの金利はほとんどの会社が15.0%になっています。

カード会社金利(年率)
JCB8.04~18.0%
楽天カード15.0%
オリコカード15.0%
三井住友VISAカード15.0%
セディナ15.0%
MUFGカード15.0%

しかし、100万円未満で12.0%~14.8%、100万円以上150万円未満で6.0~14.8%の金利設定になっていますので、審査次第では15%以下の金利で借りられる可能性も充分にあるのです。

利用限度額金利
100万円未満12.0%~14.8%
100万円以上150万円以下6.0%~14.8%
150万円超300万円以下5.0%~12.8%
300万円超500万円以下4.5%~8.8%
500万円超700万円以下3.5%~5.8%
700万円超800万円以下1.7%~4.8%

毎月の返済額はオリックス銀行の方が断然低い?

9%の金利で借りれるかどうかは、審査次第になりますが、クレジットカードリボ払いの毎月の返済金額と、オリックス銀行カードローンの返済金額を比較すると、断然オリックス銀行の方が低い設定になっています。

支払残高10万円未満10~15万円15~20万円20万円以上
毎月支払額5,000円7,500円10,000円残高10万円増えるたびに5,000円増加

上記が一般的なクレジットカードリボ払いの毎月の返済金額です。10万円未満は5,000円なので低い設定になっていますが、10万円以上からは高くなり、20万円で毎月10,000円、30万円で15,000円、40万円で20,000円、50万円の利用残高になると、最低でも毎月25,000円の返済になります。

10万円の利用で5,000円の上乗せになりますので、70万円で35,000円、100万円になると毎月50,000円の返済になるのです。

オリックス銀行カードローンの返済額は10万円以下は3,000円、50万円以下9,000円、100万円以下で15,000円になっていますので、クレジットカードリボ払いの返済額の約半分以下と言えるのです。

借入残高毎月の返済額
10万円以下3,000円
10万円超30万円以下6,000円
30万円超50万円以下9,000円
50万円超100万円以下15,000円
100万円超150万円以下20,000円
150万円超200万円以下25,000円
200万円超250万円以下30,000円
250万円超300万円以下35,000円
300万円超400万円以下40,000円
400万円超500万円以下50,000円
500万円超600万円以下60,000円
600万円超70,000円

このように、クレジットカードのリボ払いで返済が苦しい人は、オリックス銀行カードローンで借り換えすることによって、金利も低くなり尚且つ、返済金額も下がるので非常に楽になるケースがあります。

カードローンの借り換えは基本的に難しいですが、リボ払いの借り換えは積極的に行っていますので、複数のリボ払いを一本化しておまとめすることも可能です。

⇒オリックス銀行カードローンの詳細はこちら


オリックス銀行からお金を借りるキャッシング審査条件とは?


消費者金融ではキャッシングまたはカードローンが提供されています。

一昔前まではカードローンはキャッシングよりも審査が厳しくお金が借りにくいというようなイメージが世間一般に根付いていました。その理由はカードローンと言えば、銀行からお金を借りることを指していた時期があり、キャッシングは消費者金融やクレジット会社からお金を借りることを意味していたからです。

しかし最近ではそういったイメージも徐々に薄れていき、多くの方がキャッシングではなくカードローンを利用するようになりました。現に今は銀行カードローンというカテゴリではなく、カードローンと言えば、消費者金融もクレジット会社も銀行も全てを当てはめているからです。

カードローンの特徴は、キャッシングよりも低金利でお金が借りられる事、もう1つは限度額が高く沢山のお金を借りられるという事です。そして、従来、キャッシングとは一括返済が原則でしたが、カードローンは毎月分割返済でリボルビング方式になっていることがメリットとなっていました。

カードローンを利用して低金利で沢山のお金を借りるには、審査を受けて貸付条件を満たしているかどうか確認してもらう必要があります。

低金利でお金を沢山貸してくれるというメリットは魅力的ですが、誰にでも沢山のお金を貸してくれるというわけではなく借入条件を全てクリアしている方にのみ融資を提供しているのです。

沢山のお金を貸す事になれば、お金を貸す側のリスクがより高くなります。そのため、特に銀行からお金を借りる場合などは保証会社の審査にも通過することが絶対条件となっており、保証会社が無い消費者金融よりも審査は厳しくなっています。

特に申込時の返済能力に不安点がある場合は、貸し倒れのリスクを下げる為に審査ではねられますからカードローン契約を結ぶ事が出来ません。

オリックス銀行カードローンからお金を借りる審査条件とは?

オリックス銀行の審査を受けるには、いくつかの条件があるのを知っているでしょうか?オリックス銀行審査の傾向と対策によると、下記の通りになっています。

  • 安定的な収入がある人
  • 保証会社のオリックス・クレジット(株)または新生フィナンシャル(株)の保証を受けられる人
  • 日本国内にご在住の方(外国籍の方は、永住者または特別永住者の方)

まず、当然ですが安定収入があること。そして、オリックス・クレジット(株)または新生フィナンシャル(株)の保証を受けられる人という項目が一番のネックです。

銀行は専業主婦でも借りられるイメージがついていますが、厳密に言えばすべての銀行カードローンが専業主婦に対して融資をしているわけではありません。

オリックス銀行カードローンでも安定した収入の条件が設けられていることによって、専業主婦は貸付不可となっています。

ちなみにパート・アルバイトの人は、安定した収入があるので、申込みは可能となっています。オリックス銀行では以前まで前年度の年収が200万円以上の人しか申し込みができなかった時期がありましたが、今現在は安定した収入があれば申し込み可能となっており、この点に関しては申し込みのハードルは下がっています。

しかしながら、専業主婦へは現段階では融資をしていませんんで、専業主婦の人が銀行からお金を借りる場合は、三菱東京UFJ銀行カードローンか、みずほ銀行カードローン、イオン銀行カードローンなどへ申し込みするのがベストと言えます。

あと、年齢制限もありますが、これはどこのカードローンでも同じ程度の年齢なので、あまり厳しいとは言えません。

銀行からお金を借りる場合、保証会社審査は絶対的なものです。住宅ローンと同じで保証会社の審査に通らなければオリックス銀行への本審査はいけないのです。

消費者金融では保証会社がありませんので、審査にどおしても一回で通りたいと思っている人は、銀行カードローンよりも消費者金融の方がおすすめとなっているのです。

オリックス銀行のキャッシングの特徴とは?

今はカードローンもキャッシングも同じ意味となっています。キャッシングとは現金を借りることになりますので、オリックス銀行からお金を借りれば、キャッシングしたことになるのですが、オリックス銀行の特徴とはなんなのか?

それはずばり、金利幅が広く、低金利で借りられる可能性があることが大きな特徴と言えます。

いろいろなカードローンと比較すれば分かることなのですが、金利に関しては、1.7%~17.8%となっており、最低金利の1.7%はカードローンでもかなり低い設定です。逆に最高金利の17.8%銀行カードローンでは高い設定になっています。

このことから、申し込み者の年収や勤続年数、居住年数、持ち家の有無などの属性が良かった場合、審査次第で低い金利で借りられることも可能なのです。消費者金融の場合、属性が良くても金利はほとんどが18%近い利率になることから、年収に大きな開きがあったとしても、実際に借りる金利は多くの人は変わりません。

しかし、オリックス銀行なら申し込み者の属性に合わせ低金利で融資をしたり、限度額も大きくすることが予想されます。

加えて、オリックス銀行カードローンは限度額が高額なほど金利が低いので、借り入れ希望額が高額な方におススメできるのです。

また、オリックス銀行カードローンでの借り入れ方法は、ネットバンキングシステムを利用した振り込み融資とローンカードでのATMからの引き出しの二通りがあります。

オリックス銀行からの振込での借り入れは、手数料がかかりませんし、借り入れも終日無料で利用できる提携ATMの数が多いので、ローン利用の中で返済額以外での出費が省くことが出来ます。


オリックス銀行カードローンの返済方式は?


現在では消費者金融でも銀行でもカードローンの返済には「残高スライドリボルビング方式」が採用されています。

リボルビング払いの場合は、新たに借入をしてもその借入に対する返済額が追加されないため、毎月同じ返済額を支払い続けることから、返済が容易という大きなメリットがあります。

ただ、カードローンの返済方式は「元利均等方式」になっており、毎月の返済額の中から先に利息が引かれて残った金額が元金の返済に充てられるため、借入金額が膨張すると利息分が拡大することによって、元金充当分が減ることになります。

結果として、返済額が常に同じであると毎月利息だけを支払う羽目になり、元金が減らないという現象を招きます。

それが、リボルビング払いのデメリットと言えます。

例えば、カードローンから金利18%で10万円を借り、毎月の返済金額が5,000円だったとします。

1ヶ月(30日分)の利息は1,479円なので、元金は3,521円減ります。

しかし、借入残高が20万円になると1ヶ月の利息は2,958円になり、元金は2,042円しか減りません。

さらに、借入残高が30万円に膨れると1ヶ月の利息は4,438円に増えるため、5,000円を支払ってもたったの562円しか元金が減らなくなります。こうなると、いつまでたっても利息だけを支払う形になります。

その為、オリックス銀行カードローンでは残高スライドリボルビング方式となっています。

カードローン返済の残高スライドリボルビング方式のメリットとは?

最近のカードローンではリボルビング払いの欠点を補うために、「残高スライド方式」が加えられています。

残高スライド方式というのは、一定金額以上借入残高が増減すると、それに合わせて約定返済額をスライドさせるものです。

例えば、借入残高が10万円の場合の約定返済額は月4,000円ですが、これが30万円になると月8,000円に上がり、さらに50万円に増えると月12,000円になります。

このように約定返済額を増額することによって元金の減少を図り、返済の長期化を防止しています。

しかしながら、借入残高の増加によって返済額が増えたとしても、返済した金額から元金に充てられる比率が高くなるわけではありません。

また、借入残高が減った時にも同じく返済額はスライドして減り、返済自体は楽になりますが返済を続けていく期間も並行して変わらないことになります。

リボルビング払いというのはその性質上返済が続き、利息を払い続けるシステムになっています。

ただ、残高毎に定められている約定返済額(最低返済額)を支払っているだけでは、損をする可能性があります。
カードローンの賢い利用方法というのはできる限り返済を早く終わらせ、余計な利息を取られないようにすることです。

残高スライドリボルビング方式で重要なのは繰り上げ返済!

そのために重要になるのが、毎月の定期返済以外の繰り上げ返済です。繰り上げ返済で支払った金額はすべて元金に充当されるため、利息の大幅な削減ができます。

ボーナスなどで資金に余裕が出た時は、繰り上げ返済をすることが賢明です。オリックス銀行カードローンでは、残高スライドリボルビング返済方式となっていますので、借入残高によって、返済金額が変わってきます。

最低は10万円以下の場合で月々3,000円となっていますので、支払が不安な人でも安心して借りられるメリットがあるのです。

残高スライドリボルビング方式のデメリットは借金が減りづらい

反対にデメリットの部分とすれば、10万円借りても最低3,000円というのは、ほとんどが利息のみの返済となっており、元金充当が少ないことを表しています。

この為、月最低の3,000円を返済していたら、非常に長期間返済を続けないといけないことになります。このように残高スライドリボルビング方式は、返済金額が徐々に上がる返済方式で、カードローンによっては一定の借入残高までは返済金額が上がらない場合もあります。

それをメリットと考えるか、デメリットと考えるかは貴方次第であり、そして、あくまでこれは最低の返済金額になっていますので、絶対に守らなくてはならないものではありません。それ以上の返済は全く問題ないので、早く借金を減らしたい人ならば、最低返済金額+1万円は余分に入金していくことが望ましいと言えるでしょう。

残高スライドリボルビング方式で30万円までは一律の返済金額であることは、インターネット上での口コミ評判は高くなっています。クレジットカードのリボ払いからの借り換えでオリックス銀行カードローンを選ぶ人は、この返済金額の低さも選ばれる原因だと思われます。

クレジットカードのキャッシングリボ払いからの借り換え目的が、毎月の返済負担を軽減することであるなら、オリックス銀行カードローンは確かにお勧めできます。(リボ払いの金利は実質年率17%~18%がほとんどなので)

しかし、直近の返済負担を軽減するには、最低返済額が低い金額での返済の方が楽ではありますが、最終的な総支払額における利息分が嵩んでしまう事を考えると、繰り上げ返済をすることはのちの支出を抑えるためにもするべきといえます。

繰り上げ返済は借り始めからするのが吉?

カードローン契約の借入額(残高)や限度額毎に設定されている約定返済額は最低返済額であり、元金が減りにくいという事はここまで述べてきた通りです。

そして、元金がいつまで経ってもなかなか減っていかずに、返済期間が間延びする事を避けるためには繰り上げ返済が必要であることも説明しました。

その繰り上げ返済ですが、なるべく早くからするに越したことはありません。

というのは、利息というものは日割り計算なので、借りてから時間がたってから返済するよりも、日が浅いうちに返済した方が借り入れ側からするとお得というわけです。

返済に余裕が出来てから…と借り入れ側の心理的には思う事もあるかもしれませんが、どちらかといえば、早く返した方が利息が少なく払う金額も少なくて済む!という心持の方が良いといえます。

時に、一つ注意したいのが、繰り上げ返済をするのに金融機関によっては手数料がかかる場合があります。

総支払額の利息分を減らすための繰り上げ返済で、手数料を払っていては意味がありませんから、繰り上げ返済に手数料がかかるかどうかも、金利と同じくらい気にしてチェックしましょう。