借り換え目的のカードローンは金利や条件等をしっかり調べること!


金利を電卓で調べる画像借金の一本化と言えば、以前は悪徳業者が行っているケースも少なくはありませんでしたが、現在では銀行や大手消費者金融などの信用度の高い金融機関が実施しています。借り換えローンやおまとめローンと名付けられた商品で、返済の負担を軽くすることを目的としています。

同じ金額を同じ日数利用した場合は、金利が低いほど加算される利息は少なくなるので、返済額も少なくなります。これが、借り換え目的のカードローンの基本的な内容であり、借金総額を変えずに返済総額だけを減らせるという仕組みです。

このために、借金を減額して返済の負担を軽くする任意整理や自己破産の様に、信用情報機関に悪影響を及ぼすことはありません

低金利で借り換えローンをしても総返済金額が上がる場合があります!

青ざめる男性イラストしかしながら、注意点としては低金利で借り換えをしたとしても、返済年数を長く設定した場合、総返済金額は増える可能性があることです。これは、毎月の支払金額を下げることによって、返済の負担を減らすわけですが、支払金額が下がれば、それだけ元金に充当される金額も少なくなります。

確かに金利を下げて借り換えしているので、発生している利息は少なくなっているのは間違いないことですが、借り換え前よりも元金充当額を下げれば完済するまでの回数が延びるのは当たり前です。

借り換えすることによって、月々の返済が少なくなって利用者として嬉しいかもしれませんが、負担を軽くすることばかり考えていると、総返済金額は減るどころか、増えることもあるので注意が必要です。

【金利を下げても総返済金額が上がる例】
【1】借入額:80万円 金利:18.0% 毎月返済金額:30,000円
上記の場合は、追加借入を一切無しで考えた場合、35回で完済となります。

【2】借入額:80万円 金利15.0% 毎月返済金額:20,000円
金利を15%に引き下げたとしても、毎月の返済金額を3万円から2万円に減額した場合、完済するには56回と返済回数は延びてしまいます。

また、総返済金額に関しても1については、30,000円×35回で、総額1,050,000円ですが、2については20,000円×56回で総額1,120,000円となり、低金利に借り換えする前よりも総返済金額は増えているのです
これが金利を下げた借り換えでもあまり意味のない借り換えになる典型的な例です。意味が無いというのは少し語弊があり、月々の支払金額が1万円下がることによって返済不能から立ち直れる人もいるので、全てが意味のないことではありません。
しかしながら、返済期間と総返済金額を見た場合、メリットが多い借り換えとは言いづらいのは確かです。

総返済額が上がるというのは、つまり返済期間が延びたことによってその延びた日数分の利息を払う事になるからです。

もし、毎度の返済額が借り換えをしたことによって低額になった際には、余裕のある時だけでも良いので繰り上げ返済や上乗せ返済をすることで、総支払利息額が嵩まないようにする事が可能です。

繰り上げ返済や上乗せ返済をするにあたって、出来れば返済をするためにATMで手数料を払わなくて済むところへ借り換える事も検討すると良いでしょう。

ネットバンキングシステムを利用しての借り入れ・返済が可能な金融機関であれば、返済も自分のタイミングでネットから出来、手数料も取られることもないのでおすすめです。

月々の返済が大変なうちはなかなか繰り上げ返済や上乗せ返済をするのは難しいかもしれませんが、返済総額や返済期間の長期化を予防するなら、なるべく約定返済以外での返済も心がけることが大切です。

繰り上げ返済や上乗せ返済は借り入れ契約者自身のサジ加減でするものですから、返済額が低額で済むところに借り換えた後、自分で進んで返済が出来ないと総返済金額は膨らんでしまいます。

カードローン借り換えをする際に、直近の約定返済日の返済額を低額にするのか、借り換え後の利息額を抑えるのかどちらが自身の返済状況に合うのかをよく検討するのも上手な借り換えのコツです。

借り換えローンは総量規制対象外となります!

喜ぶ男性画像また、借り換え目的のカードローンは、個人向けカードローンとは違い、総量規制の対象にはなりません。総量規制とは2010年に完全施行された改正貸金業法に含まれている規則で、借り入れ総額は年収の3分の1以内に制限するという内容です。これは、安易な借り過ぎから利用者を守るためであり、具体的には複数の業者から借り入れがある多重債務者を減らすことを目的としています。

借り換え目的のカードローンが、この総量規制の対象から外れているのは、利用する側にとって有利な条件となるからです。借入総額は変わりませんが、借り入れ件数と返済総額は少なくなります。このために、仮に年収の3分の1以上の金額であっても法的に除外されることはありません。

なお、消費者金融の借り換えローンは、個人向けカードローンと比較しても特に金利が低くなっているわけではありません。このために、状況によっては借り換えを行っても状況が良化しないというケースもあります。

例えば、アイフルの借り換えローン(かりかえMAX)の場合、金利は12.0%~17.5%になっています。アイフルではかりかえMAXの上限金利を17.5%にすることによって、18.0%の他の消費者金融から法律的に借り換えできるようにしているのです。

つまり、アイフルのかりかえMAXで借り換えしたとしても、17.5%の金利になった場合、0.5%しか金利の引き下げが行われません。この場合、借り換えしたことによるメリットはほとんど無いことになります。

加えて、消費者金融での借り換え・おまとめローンは確かに総量規制対象外ではありますが、厳密には総量規制例外貸付となっています。

総量規制例外貸付は端的にいえば、特例で年収の1/3以上の貸付をして良いとされているだけで、制限がまったくないわけではありません。

その為、消費者金融の借り換え・おまとめローンは、契約後は基本的に完済するまで自由に追加借り入れが出来ません。

つまり借り換え時は総量規制を超えた金額が借りられますが、それ以降は返済一徹になるという事です。

金利が高い分確かに返済だけを順調にしていった方が、債務や利息が嵩むこともなく理屈的には良いのですが、借り入れ金がなくては生活が成り立たないような場合には困ってしまいます。

数社から総額で100万円以上借りている場合は一本化することで金利は必ず下がります

男性説明イラスト図消費者金融の個人向けカードローンは、元本が10万円未満の場合は年20%、10万円以上100万円未満の場合は年18%、100万円以上の場合は年15%を上限とする利息制限法の範囲内で金利が設定されています。元本が大きくなるほど金利は低くなるという仕組みです。

このために、例えば5社から20万円ずつの借り入れがあり合計が100万円を超えている様な場合は、利息制限法の適用される範囲が変化するので、一本化することにより有利な条件で利用できるようになります。

逆に、20万円ずつ3社から借り入れている場合は、利息制限法では10万円以上100万円未満と同じ条件となるので、状況を変えることは出来ません。つまり、借り換えは常に有利というわけではないということです。

このために、事前にシュミレーション等により、本当に得をするのかについて確認しなければなりません。有利な条件以外であれば、借り換えローンを利用する必要はないからです。